“関釜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんぷ66.7%
かんふ16.7%
くわんふ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下関の桟橋へ着いた七千トン級の関釜かんぷ連絡船、楽浪丸らくろうまるの一等船室から一人の見窄みすぼらしい西洋人がヒョロヒョロと出て来た。
人間レコード (新字新仮名) / 夢野久作(著)
談話室と寝室と便器附きの広い浴室と、三室みま続きの豪奢なものだ。つい前まで関釜かんふ連絡船としてのこの船のこの特等室は朝鮮総督の使用室だったというのである。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
途中関釜くわんふ連絡船に乗ると、前檣ぜんしやうには日の丸の旗をひらひら掲げて呉れる。しもせきの山陽ホテルで、記者団の包囲を受けると、対話五分間で副官が撃退してくれる。