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長躯
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ちょうく
ふりがな文庫
“
長躯
(
ちょうく
)” の例文
そうして、彼の
長躯
(
ちょうく
)
は、
不弥
(
うみ
)
を追われて帰ったときの彼のごとく、再び
矛木
(
ほこぎ
)
のようにだんだんと
痩
(
や
)
せていった。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
張松のすがたを見ると、一斉に鼓を打ち
鉦
(
かね
)
を鳴らして歓迎したので、張松が、びっくりして立ち止まると、たちまち、
長髯
(
ちょうぜん
)
長躯
(
ちょうく
)
の大将が、彼の馬前に来て
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
目の廻る程急がしい用意の為めに、昼の間はそれとなく気が散って浮き立つ事もあるが、初夜過ぎに吾が室に帰って、冷たい
臥床
(
ふしど
)
の上に六尺一寸の
長躯
(
ちょうく
)
を投げる時は考え出す。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
長躯
(
ちょうく
)
の市民兵が侵入してきたのである。あるいは乗り合い馬車をまたぎ越え、あるいは防寨の切れ目からはいり込んで、逃げもしないで徐々に後退してる浮浪少年を追いつめていた。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
この青年将軍は
皓歯明眸
(
こうしめいぼう
)
で、よく
贅肉
(
ぜいにく
)
を除いて筋骨にムダのない
長躯
(
ちょうく
)
は、千里を行く駿馬のごとき相があった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
躯
漢検準1級
部首:⾝
11画
“長”で始まる語句
長
長閑
長襦袢
長押
長火鉢
長椅子
長刀
長柄
長靴
長持