鉄胴てつどう)” の例文
ごまは、鉄胴てつどうにかかると、よく二つにわれたものだ。そのわれるのが、またゆかいだった。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
あの、三ちゃんのダイガンをると、おれのっていた、鉄胴てつどうのこまをおもすよ。
こま (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし、つばきのでつくったごまは、たいへんかたくて、なかなかわれぬばかりでなく、うまく火花ひばなをちらして、ぶつかって、どぶのなか鉄胴てつどうをはねとばしてしまうことが、あったものだ。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
いや、ぼくの子供こども時分じぶんには、べいごまなどというようなものはなかった。もっと大形おおがたごまか、鉄胴てつどうのはまったこまだった。鉄胴てつどうのこまには、ごまは、どうしてもかなわなかったものだ。
赤土へくる子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
鉄胴てつどうの独楽かい?」
百合の花 (新字新仮名) / 小川未明(著)