トップ
>
鉄拐
>
てっか
ふりがな文庫
“
鉄拐
(
てっか
)” の例文
旧字:
鐵拐
渠のあまりに平民的なる、その度を
放越
(
ほうえつ
)
して
鉄拐
(
てっか
)
となりぬ。往々見るところの女流の鉄拐は、すべて汚行と、罪業と、悪徳との養成にあらざるなし。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(引潮時だねちょうど……)と
溜息
(
ためいき
)
をしたは、油絵の額縁を
拵
(
こしら
)
える職人風の
鉄拐
(
てっか
)
な人で、中での年寄だった。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
恩人の顔は
蒼白
(
あおざ
)
めたり。その
頬
(
ほお
)
は
削
(
こ
)
けたり。その髪は乱れたり。乱れたる髪! その夕べの乱れたる髪は
活溌溌
(
かつはつはつ
)
の
鉄拐
(
てっか
)
を表わせしに、今はその
憔悴
(
しょうすい
)
を増すのみなりけり。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
先
(
せん
)
の義庵先生は、市に大隠を
極
(
き
)
めて浜町に
住
(
すま
)
ったので、若い
奴等
(
やつら
)
などと言って紋床へ割込んで、夕方から集る職人仕事師
輩
(
であい
)
を凹ますのを面白がって、至極の
鉄拐
(
てっか
)
、殊の外稲荷が
贔屓
(
ひいき
)
であったので
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と
鉄拐
(
てっか
)
に
褄
(
つま
)
へ
引挟
(
ひッぱさ
)
んで、ほうと
呼吸
(
いき
)
を一つ長く
吐
(
つ
)
いた。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“鉄拐”の解説
鉄拐(てっかい)は落語の演目の一つ。原話は、文化年間に桜川慈悲成が出版した笑話本・『落噺常々草』の一遍である「腹曲馬」。
主な演者として、3代目桂三木助や7代目立川談志などがいる。
(出典:Wikipedia)
鉄
常用漢字
小3
部首:⾦
13画
拐
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“鉄拐”で始まる語句
鉄拐屋
鉄拐仙人
鉄拐博奕
鉄拐胡坐