“釣瓶打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つるべう50.0%
つるべうち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
更に空中よりは、ものすごい数量にのぼる巨大爆弾が、釣瓶打つるべうちに投下され、天地もくずれんばかりの爆音が、耳を聞えなくし、そして網膜もうまくの底を焼いた。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
息もつかせぬ釣瓶打つるべうち。桟敷の上からも棕櫚しゅろの木のてっぺんからも、たちまち起こるブラヴォ、ブラヴァの声。
家康は気をんで、稲富喜三郎、田付たづけ兵庫等をして鉄砲の者を召連れて、越前勢の傍より真田勢を釣瓶打つるべうちにすべしと命じた位である。
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
少佐は銃を肩に当てるが早いか、まづポンと一つ、無造作につ放し、それからこめては打ち、こめては打ちして釣瓶打つるべうちだ。
風変りな決闘 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)