釣瓶打つるべう)” の例文
更に空中よりは、ものすごい数量にのぼる巨大爆弾が、釣瓶打つるべうちに投下され、天地もくずれんばかりの爆音が、耳を聞えなくし、そして網膜もうまくの底を焼いた。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
息もつかせぬ釣瓶打つるべうち。桟敷の上からも棕櫚しゅろの木のてっぺんからも、たちまち起こるブラヴォ、ブラヴァの声。
初めもなく、終りもない、聽いて居れば次第に魂を吸ひ取られて行く樣に、寄邊ない聲の鳥である。或時は極めて間遠に或時は釣瓶打つるべうちに烈しく啼く。この鳥も容易に姿を見せぬ。
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)