“釣瓶棹”の読み方と例文
読み方割合
つるべさお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸端へ立てば園部の家の奉公人などが騒ぐ声も聞える。お小夜は釣瓶棹つるべさおを手に持ったまま、また、三郎のことを考える。澄み切った空から十三夜の月が霜のような光を井戸端へ落している。
新万葉物語 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)