“釣瓶撃”の読み方と例文
読み方割合
つるべう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
続いて波越警部、明智と、三挺のピストルの釣瓶撃つるべうちだ。二つ三つ四つ、見る見るドアの鏡板に穴があいて行った。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
一時に落雷したかのように釣瓶撃つるべうちする鉄砲の音も声々に混って響いて来た。二人は愕然として飛び上がった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこをねらって、釣瓶撃つるべうちに、高射砲の砲火が、耳をろうするばかりの喚声かんせいをあげて、集中された。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)