“つるべう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
釣瓶撃57.1%
釣瓶打42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこをねらって、釣瓶撃つるべうちに、高射砲の砲火が、耳をろうするばかりの喚声かんせいをあげて、集中された。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
だが、背後には、已に、入り乱れた追手の足音が迫り、流弾それだまばかりだけれど、ピストルの釣瓶撃つるべうち。
魔術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
初めもなく、終りもない、聽いて居れば次第に魂を吸ひ取られて行く樣に、寄邊ない聲の鳥である。或時は極めて間遠に或時は釣瓶打つるべうちに烈しく啼く。この鳥も容易に姿を見せぬ。
山寺 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)