世が余りに狐を大したものに思うところから、釣狐のような面白い狂言が出るに至った、とこういうように観察すると、釣狐も甚だ面白い。
能の方は稽古のむずかしいもので、尤も狂言の方でも釣狐などと申すと、三日も前から腰をかゞめている稽古をして居ませんければ、その当日に狂言が出来んという。
“釣狐”の解説
釣狐(つりぎつね)は狂言の演目。鷺流での名称は「吼噦(こんかい/こんくわい)」。集狂言に分類される。
披きとして扱われる演目の一つで、大蔵流では極重習、和泉流では大習と重んじられている。
「猿に始まり、狐に終わる」という言葉があり、これは『靱猿』の猿役で初舞台を踏んだ狂言師が、『釣狐』の狐役を演じて初めて一人前として認められるという意味である。
白蔵主の伝説を元に作られたとされており、多くの狂言師が、上演する際に白蔵主稲荷を祀る大阪府堺市の少林寺に參詣し、この稲荷の竹を頂いて小道具の杖として使っている。
歌舞伎に本演目に取材した「釣狐物」がある。
(出典:Wikipedia)
披きとして扱われる演目の一つで、大蔵流では極重習、和泉流では大習と重んじられている。
「猿に始まり、狐に終わる」という言葉があり、これは『靱猿』の猿役で初舞台を踏んだ狂言師が、『釣狐』の狐役を演じて初めて一人前として認められるという意味である。
白蔵主の伝説を元に作られたとされており、多くの狂言師が、上演する際に白蔵主稲荷を祀る大阪府堺市の少林寺に參詣し、この稲荷の竹を頂いて小道具の杖として使っている。
歌舞伎に本演目に取材した「釣狐物」がある。
(出典:Wikipedia)