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金主
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きんしゅ
ふりがな文庫
“
金主
(
きんしゅ
)” の例文
この国はもとより人民の掛り合いにして、しかも
金主
(
きんしゅ
)
の身分たる者なれば、なんとして国の盛衰をよそに見るべけんや、たしかにこれを引請けざるべからず。
学者安心論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
打つと、金の茶釜が引っ掛ったんだそうで。早速
金主
(
きんしゅ
)
が付いて、八つ山下へ親孝行の見世物が出る騒ぎでさ
銭形平次捕物控:092 金の茶釜
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お
母
(
っか
)
さんにも旨い物を食べさせ、
好
(
い
)
いものを着せられ、お前も芝居へも
往
(
ゆ
)
かれるから、私の
金主
(
きんしゅ
)
で大事の人だから、
彼
(
あ
)
の人の云うことを
応
(
うん
)
と聞いて
囲者
(
かこいもの
)
におなりよ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何とこそ言ってるか知れたもんじゃありゃしない。困って酌婦でもしていると思ってたでしょう。これでも町じゃ私も信用があったからね、土地に居つくつもりなら、商売の
金主
(
きんしゅ
)
を
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「知らん。しかし私立学校には
金主
(
きんしゅ
)
ってものがある」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
そうなりますには
後楯
(
うしろだて
)
と云うものがなければなりません、
商人
(
あきんど
)
が大きくなるには、
資本
(
もとで
)
を貸してくれる
金主
(
きんしゅ
)
と云う者がなければ
大商人
(
おおあきんど
)
にはなれませんものでございますが
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これ切り参りませんという銭貰いじゃアねえ、金が有れば
遣
(
つか
)
ってしまい、なくなれば又借りに来る、
是
(
こ
)
れだけの
金主
(
きんしゅ
)
を見附けたのだから僕の命のあらん
限
(
かぎり
)
は君は僕を
見捨
(
みすて
)
ることは出来めえぜ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
否
(
いや
)
なら無理にお願い申しませんよ、それじゃア私の
金主
(
きんしゅ
)
の
八木
(
やぎ
)
さんから拝借した三円のお金を、今損料屋が来てお
母
(
っか
)
さんの
被
(
き
)
ている蒲団を
引剥
(
ひっぱ
)
ぎにかゝったから、お気の毒だと思い、立替えたが
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“金主”で始まる語句
金主様
金主樣