“金主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんしゅ50.0%
きんしゆ41.7%
きんす8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この国はもとより人民の掛り合いにして、しかも金主きんしゅの身分たる者なれば、なんとして国の盛衰をよそに見るべけんや、たしかにこれを引請けざるべからず。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「軍用金を調達して來るから、待つてゐて呉れ」と云つて、氷峰は金主きんしゆ川崎のところへ出かけて行つた。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
さればいたるところ大入りかなわざるなきがゆえに、四方の金主きんすかれを争いて、ついにためしなき莫大ばくだいの給金を払うにいたれり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)