“きんす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金子98.2%
金主0.9%
金数0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お礼とあって、大枚の金子きんすまでいただき、源三郎と萩乃様が帰って来るちょっと前に、父六兵衛の家へと、鄭重ていちょうに送りかえされた。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
さればいたるところ大入りかなわざるなきがゆえに、四方の金主きんすかれを争いて、ついにためしなき莫大ばくだいの給金を払うにいたれり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
現今いまの金に算して幾両の金数きんすは安く見えはするが、百文あれば蕎麦そばが食えて洗湯にはいれて吉原なかへゆけたという。くらべものでないほど今日より金の高かった時代である。