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遣損
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やりそこな
ふりがな文庫
“
遣損
(
やりそこな
)” の例文
それが中途から学問を
罷
(
や
)
めて、この商売を始めたのは、
放蕩
(
ほうとう
)
で
遣損
(
やりそこな
)
つたのでもなければ、
敢
(
あへ
)
て
食窮
(
くひつ
)
めた訳でも有りませんので。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
形勢
穏
(
おだやか
)
ならず、源次は
遁足
(
にげあし
)
を踏み、
這身
(
はいみ
)
になって、
掻裂
(
かきさ
)
くような手つきで、ちょいと出し、ちょいと引き、取戻そうとしては
遣損
(
やりそこな
)
い、目色を変えて
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「私はもしも
遣損
(
やりそこな
)
つて、
耻
(
はぢ
)
でも
曝
(
さら
)
すやうな事が有つちやと、それが苦労に成つて
耐
(
たま
)
らなかつたんだから、これでもう可いわ」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
遣
常用漢字
中学
部首:⾡
13画
損
常用漢字
小5
部首:⼿
13画
“遣”で始まる語句
遣
遣瀬
遣口
遣戸
遣手
遣繰
遣切
遣方
遣場
遣付