道中差だうちゆうざし)” の例文
いゝあんばいにからだいてました、うなるとよくが出てまたあがつてつゝみはす背負せお道中差だうちゆうざしをさしてげ出しました。
結城紬ゆふきつむぎの二枚重ねに一本独銛どつこの博多の帯、道中差だうちゆうざしをぶつこんでの、革色の半合羽に菅笠すげがさをかぶつてゐたと思ひねえ。
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
下につないであつた山筏やまいかだの上へ落ちると、してゐた道中差だうちゆうざしがスルリと鞘走さやばしつて、それがいかだもやつたつなにふれるとプツリと切れていかだがこはれるとガラ/\/\と流れ出しました。