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逸走
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いっそう
ふりがな文庫
“
逸走
(
いっそう
)” の例文
しかし残念なことに、やがてこの『赤外線男』はこっちに気がついたものと見え、キッと歯をむいて怒ったような顔をしたかと思うと、ツツーっと
逸走
(
いっそう
)
を始めた。
赤外線男
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
燃えさかる数艘の
巨火
(
きょか
)
へ、さらにさんざん矢や小銃をうち浴びせて、九鬼船隊はすばやく
淡
(
たん
)
の
輪
(
わ
)
方面へ
逸走
(
いっそう
)
した。——毛利方の水軍は、してやられたりと
憤
(
いきどお
)
って
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小田原町
(
おだわらまち
)
城内公園に連日の人気を集めていた
宮城
(
みやぎ
)
巡回動物園のシベリヤ産
大狼
(
おおおおかみ
)
は二十五日(十月)午後二時ごろ、突然
巌乗
(
がんじょう
)
な
檻
(
おり
)
を破り、
木戸番
(
きどばん
)
二名を負傷させた
後
(
のち
)
、
箱根
(
はこね
)
方面へ
逸走
(
いっそう
)
した。
白
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“逸走”の意味
《名詞》
逸走(いっそう)
(鉄道などで)車両が走行すべきでない軌道区間へ進入し走行してしまうこと。分岐器から誤進入したり、留置中の車両が流転した場合などに発生する。
(競馬などで)馬が走路から逸脱してしまうこと。
(出典:Wiktionary)
逸
常用漢字
中学
部首:⾡
11画
走
常用漢字
小2
部首:⾛
7画
“逸”で始まる語句
逸
逸早
逸物
逸話
逸見
逸品
逸足
逸散
逸楽
逸事