連立つれだつ)” の例文
先年横山大観、寺崎広業てらさきくわうげふ、山岡米華べいくわの諸氏が連立つれだつて支那観光に出掛けるみちすがら神戸へ立寄ると、土地ところ富豪連かねもちれんつてたかつて三人を招待せうだいした。
あくる朝連立つれだつて蒼海を其居村に訪ひ、三個みたり再び百草園もぐさゑんに遊びたることあれど、記行文書きて己れの遊興を得意顔に書き立つること平生好まぬところなれば、こゝにて筆をかくしぬ。
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)