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逆鉾
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さかほこ
ふりがな文庫
“
逆鉾
(
さかほこ
)” の例文
いったいひとり荒岩に限らず、国見山でも
逆鉾
(
さかほこ
)
でもどこか
錦絵
(
にしきえ
)
の相撲に近い、男ぶりの人に
優
(
すぐ
)
れた相撲はことごとく僕の
贔屓
(
ひいき
)
だった。
追憶
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
天の
逆鉾
(
さかほこ
)
、八大観音などいうものあるあたりを経て、また梯子を上り、
匍匐
(
はらば
)
うようにして狭き口より這い出ずれば、忽ち我眼我耳の初めてここに開けしか、この雲行く
天
(
そら
)
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ただ、常陸山、梅ヶ谷、大砲、朝潮、
逆鉾
(
さかほこ
)
とこの五力士のそれぞれの濃厚な独自な個性の対立がいかにも当時の大相撲を多彩なものにしていたことだけは間違いない事実であった。
相撲
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
三光稲荷の夏祭は津島祭の
逆鉾
(
さかほこ
)
舟——一年十二ヶ月は三百六十五の
提灯
(
ちょうちん
)
を山と飾った華麗と涼味とを極めた
囃子
(
はやし
)
舟である——にならって、これもおなじく水の祭が
極彩色
(
ごくさいしき
)
でと町長の話であった。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
どこか昔日の力士
逆鉾
(
さかほこ
)
を思い出させるものがある。
映画雑感(Ⅲ)
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
逆
常用漢字
小5
部首:⾡
9画
鉾
漢検準1級
部首:⾦
14画
“逆”で始まる語句
逆
逆上
逆立
逆手
逆鱗
逆落
逆様
逆茂木
逆捻
逆襲