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逃道
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にげみち
ふりがな文庫
“
逃道
(
にげみち
)” の例文
あいつは大人しい顔をして、悪事を働いて、人が何か云ふと、ちやんと
逃道
(
にげみち
)
を拵らへて待つてるんだから、余っ程奸物だ。
坊っちやん
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
窺
(
うかゞ
)
ひ見る程に元は
相應
(
さうおう
)
の旅籠屋と見えて家の作りやう
由緒
(
ゆゐしよ
)
ありげに見えけれども彼の小娘の外一人もなきは
山樵
(
やまかつ
)
か
盜賊
(
たうぞく
)
の
棲巣
(
すみか
)
ならんと
頻
(
しき
)
りに怪しくなり
逃道
(
にげみち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それが寝られない、長い夜や、暮れ
易
(
やす
)
い、単調な昼の間に、十遍も百遍も千遍も繰り返して、こういう事を自分に言って聞かせる。それは自分の
逃道
(
にげみち
)
、自分の活路はただ一つしかないという事である。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
あいつは
大人
(
おとな
)
しい顔をして、悪事を働いて、人が何か云うと、ちゃんと
逃道
(
にげみち
)
を
拵
(
こしら
)
えて待ってるんだから、よっぽど
奸物
(
かんぶつ
)
だ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
逃
常用漢字
中学
部首:⾡
9画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“逃”で始まる語句
逃
逃出
逃亡
逃去
逃散
逃路
逃入村
逃走
逃失
逃場