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追駈
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おひか
ふりがな文庫
“
追駈
(
おひか
)” の例文
一
匹
(
ぴき
)
の
犬
(
いぬ
)
は
吠
(
ほ
)
えながら
彼
(
かれ
)
を
追
(
お
)
ふ。
後
(
うしろ
)
の
方
(
はう
)
では
農夫
(
のうふ
)
が
叫
(
さけ
)
ぶ。イワン、デミトリチは
兩耳
(
りやうみゝ
)
がガンとして、
世界中
(
せかいぢゆう
)
の
有
(
あら
)
ゆる
壓制
(
あつせい
)
が、
今
(
いま
)
彼
(
かれ
)
の
直
(
す
)
ぐ
背後
(
うしろ
)
に
迫
(
せま
)
つて、
自分
(
じぶん
)
を
追駈
(
おひか
)
けて
來
(
き
)
たかのやうに
思
(
おも
)
はれた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
他でもない、それは蚊と蠅とを
追駈
(
おひか
)
ける時で、榎本氏は
河鹿
(
かじか
)
と違つてひどく蚊と蠅とを好かない。自分の部屋に蚊か蠅かが居ると、どんな夜中にでも起き出して来て、それを追ひ廻さずにはおかない。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
駈
漢検準1級
部首:⾺
15画
“追駈”で始まる語句
追駈行