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追出
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おんで
ふりがな文庫
“
追出
(
おんで
)” の例文
国府津
(
こうづ
)
辺まで、それまでに荒しゃあがったんでね、二度目に東京を
追出
(
おんで
)
てもどこへ行っても何でしょう、おかみさん。
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ああして
追出
(
おんで
)
てしまやがって、その後は、さっぱり
消息
(
たより
)
を聞かねえ、聞きてえとも思わねえし、聞きたくもねえのだが、ロクなことはあるめえよ、
本木
(
もとき
)
にまさる
末木
(
うらき
)
なしでなあ、人間
大菩薩峠:41 椰子林の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
勘当ではない自分で
追出
(
おんで
)
て、やがて、おかち町辺に、もぐって、かつて女たちの、
玉章
(
たまずさ
)
を、きみは今……などと
認
(
したた
)
めた覚えから、一時、代書人をしていた。が、くらしに足りない。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
、奥さんに頼めだい、黙れ。謹が芸者の取持なんぞすると思うか。
先刻
(
さっき
)
も云う通り、芳、お前も同類だ、同類は同罪だよ。早瀬を叩出した後じゃ
己
(
おれ
)
が
追出
(
おんで
)
る、お前ともこれきりだから、そう思え。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“追”で始まる語句
追
追従
追々
追剥
追分
追掛
追手
追憶
追付
追駈