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辺土
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へんど
ふりがな文庫
“
辺土
(
へんど
)” の例文
もしあの盛衰記の島の記事から、
辺土
(
へんど
)
に対する都会人の恐怖や
嫌悪
(
けんを
)
を除き去れば、
存外
(
ぞんぐわい
)
古風土記
(
こふうどき
)
にありさうな、愛すべき島になるかも知れない。
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「だって、現朝廷の腐敗、悪政、その下に泣かされている
辺土
(
へんど
)
の
民
(
たみ
)
、いまさらでねえが、ひでえものだ。それはみんな天子が悪いからじゃあありませんか」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
世の中は常かなしもよ沖の島ここの
辺土
(
へんど
)
の松風のこゑ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
辺土
(
へんど
)
に住みし母と妻かな
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
が、
流人
(
るにん
)
とは云うものの、おれたちは皆
都人
(
みやこびと
)
じゃ。
辺土
(
へんど
)
の民はいつの世にも、都人と見れば頭を下げる。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
「なるほど、そう伺って見れば、こう云う
辺土
(
へんど
)
にも似合わない、美しい顔をして居りました。」
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“辺”で始まる語句
辺
辺鄙
辺陬
辺幅
辺僻
辺疆
辺洪
辺隅
辺陲
辺塞