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辣
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すく
ふりがな文庫
“
辣
(
すく
)” の例文
立ち
辣
(
すく
)
んだ与次郎、浅黄の頬冠りこそしておりますが、苦味走った三十男、
咄嗟
(
とっさ
)
の間に、万七の手を振りもぎって逃げようとすると
銭形平次捕物控:021 雪の精
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
とにも角にもこうして二、三分間
睨
(
にら
)
み合ったまま立ち
辣
(
すく
)
んでいるうちに、私はとうとう堪えられなくなって次の言葉を発した。
少女地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
どこを捜しても、梢や草を渡る寂しい風の音ばかりで、どこかに立ち
辣
(
すく
)
んでいるであろうとは思いながらも、思い切らないわけに行かなかった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「追い詰めたです、追い詰めたことは追い詰めたですが、——そうですよ、殿さまを射たねえで、ほかのものを射ったです」とふじこは
軽蔑
(
けいべつ
)
したように肩を
辣
(
すく
)
めた
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それまで
吃驚
(
びつくり
)
したやうに立ち
辣
(
すく
)
んでゐた軍治が突然大声をあげて走つて逃げた。
鳥羽家の子供
(新字旧仮名)
/
田畑修一郎
(著)
▼ もっと見る
番頭は立ち
辣
(
すく
)
みました。その後ろからヌッと顔を出したのは四十五六の小作りながら鋭い感じの男。
銭形平次捕物控:070 二本の脇差
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
不意討を喰らって、ガラッ八は往来の真ん中に立ち
辣
(
すく
)
みました。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
不意討を喰らつて、ガラツ八は往來の眞ん中に立ち
辣
(
すく
)
みました。
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
辣
常用漢字
中学
部首:⾟
14画
“辣”を含む語句
辣薤
苛辣
辣韮
辣薑
悪辣無双
辛辣
悪辣
辣腕
惡辣
辣腕家
立辣
峻辣
辛辣果敢
辣薑性
辣薤面
辣立
辣手著文章
辣手段
辣手
辣快
...