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辟
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さ
ふりがな文庫
“
辟
(
さ
)” の例文
これ無頼の小人。その衣冠も必ず盗み来たるもの。古廟に群がり睡るは、夜労して昼疲る。西瓜を
劈
(
つんざ
)
くはもって蠅を
辟
(
さ
)
くるなりと
加利福尼亜の宝島:(お伽冒険談)
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
しかるに〈古はすなわち鶏を磔す、今はすなわち殺さず、また、正月一日、鶏鳴きて起き、まず庭前において爆竹し、以て
山臊
(
さんそう
)
悪鬼を
辟
(
さ
)
く云々。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
而るを誰と
以
(
とも
)
にか之を
易
(
か
)
えん。且つ
而
(
なんじ
)
その人を
辟
(
さ
)
くるの士に従わんより、豈に世を
辟
(
さ
)
くるの士に従うに若かんやと。
耰
(
ゆう
)
して
輟
(
や
)
まず。子路行きて以て告ぐ。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
して見ると禀賦と訓練で他の怖ろしがる物を怖れぬ馬もあるのだ。『
虎鈐経
(
こけんけい
)
』巻十に、
猴
(
さる
)
を馬坊内に養えば患を
辟
(
さ
)
け
疥
(
かい
)
を去るとありて、和漢インド皆厩に猴を置く。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
和深村辺では今に猴の手を牛小屋に埋めて牛疫を
辟
(
さ
)
く。『記』にまたいわく、猴王作ったてふマントラ・シャストラ(神呪論)を講ずれば力強くて神のごとくなるという。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
土中と空中に棲む悪鬼シンナを
辟
(
さ
)
くと(一八五〇年シンガポール発行『印度群島および東亜雑誌』四巻八号四一五頁、ロー氏説)、支那では
蒼頡
(
そうけつ
)
が鳥の足跡を見て文字を
創
(
はじ
)
めたというに
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
辟
漢検1級
部首:⾟
13画
“辟”を含む語句
辟易
辟支仏
復辟
劉辟
辟境
刑辟
大辟易
放辟
放辟邪侈
盤辟
莫不辟易
大辟囚
大辟
辟支山
辟易顔
辟歴
辟邪
辟邪軒秋水
辟陋
辟除