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身上
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みじょう
ふりがな文庫
“
身上
(
みじょう
)” の例文
亥「今まで
身上
(
みじょう
)
が悪いから菓子屋も茶屋も貸さねえ、仕方がねえから旦那の所へ来たが、玄関の所へ来て這入り切れねえ……旦那済みませんが貸して下せい」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
が、それもその
筈
(
はず
)
、あとで
身上
(
みじょう
)
を聞くと、芸人だと言う。芸人も芸人、
娘手品
(
むすめてじな
)
、と云うのであった。
妖術
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
此の人は誠に
天稟
(
うまれつき
)
侠客
(
きょうかく
)
の志がございまして、弱い者を助け、強い者は飽くまでも向うを張りまするので、村方で困る百姓があれば、自分も困る
身上
(
みじょう
)
でございますが
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
昨今の処では御病気も大きに
宜
(
よ
)
いようじゃが、どうもお
身上
(
みじょう
)
が悪いので、今度の御病気は數馬決して安心せん、もしお
逝去
(
かくれ
)
にでもなった時には御家督相続は誰が宜かろう
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
何しに来たとはお
情
(
なさけ
)
ねえ……
私
(
わっち
)
は九月の廿八日、背中の傷を見せた時、棄てられたお
母
(
っか
)
さんだと察したが、奉公人の
前
(
めえ
)
があるから黙って
帰
(
けえ
)
って、
三月越
(
みつきご
)
しお
前
(
めえ
)
さん方の
身上
(
みじょう
)
を
聞糺
(
きゝたゞ
)
して
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
幸「
余程
(
よっぽど
)
品が
好
(
い
)
いが、どういう
身上
(
みじょう
)
か
彼
(
あ
)
の位の女は沢山無い」
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
若「帰るんなら
私
(
わちき
)
の
身上
(
みじょう
)
を
極
(
き
)
めてっから帰んなまし」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“身上”の意味
《名詞1》
身の上。
身分。
財産。
《名詞2》
身体の表面。
取り柄。
身の上。
(出典:Wiktionary)
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“身上”で始まる語句
身上噺
身上話
身上持
身上談
身上骨
身上判断