“三月越”の読み方と例文
読み方割合
みつきご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はい、はい。またお世話になろうも知れませぬ。年暮くれから初春はるを越して、思わず三月越みつきごしになりましたのう」
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何しに来たとはおなさけねえ……わっちは九月の廿八日、背中の傷を見せた時、棄てられたおっかさんだと察したが、奉公人のめえがあるから黙ってけえって、三月越みつきごしおめえさん方の身上みじょう聞糺きゝたゞして
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)