“みじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身状40.7%
身性33.3%
身上22.2%
実城3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは彼が、時々酒を飲みに行く、近辺の或安料理屋にいる女の一人であった。彼女は家にいてはく働いたがその身状みじょうを誰も好く言うものはなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「お手間は取らせませんが、そこでひとつ、お聞き申したいんですが、あんた様ぁ、あの者の身性みじょうをよく御存じなんですか」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
が、それもそのはず、あとで身上みじょうを聞くと、芸人だと言う。芸人も芸人、娘手品むすめてじな、と云うのであった。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
頂上には城跡が有り、実城みじょうの名がある。明治になって新田義貞を祀った新田神社が創設され、そばに今上陛下が皇太子殿下であらせられたころ、御登攀遊ばされた記念のお手植の松がある。
山と村 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)