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踏止
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ふみとど
ふりがな文庫
“
踏止
(
ふみとど
)” の例文
魔神の姿はもとより何ぴとにも見えないが、その青年が右の手を前へ出して
踏止
(
ふみとど
)
まろうと身をもがく形は、確かに捕われた者の様子であった。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
私は
大略
(
たいりゃく
)
事
(
こと
)
の
仔細
(
しさい
)
を打あけて、老人の助力を乞うた。どうしても今暫く、この島に
踏止
(
ふみとど
)
まっていたいと云い張った。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
貧乏神
(
びんぼうがみ
)
に
執念
(
しゅうね
)
く
取憑
(
とりつ
)
かれたあげくが死神にまで憑かれたと自ら思ったほどに浮世の
苦酸
(
くさん
)
を
嘗
(
な
)
めた男であったから、そういう感じが起ると同時にドッコイと
踏止
(
ふみとど
)
まることを知っているので
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
青木が逃げ腰になると、悪党の斧村錠一も一人
踏止
(
ふみとど
)
まる勇気はなく、彼のあとについて、入口へと駈け出した。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
踏
常用漢字
中学
部首:⾜
15画
止
常用漢字
小2
部首:⽌
4画
“踏”で始まる語句
踏
踏込
踏張
踏臺
踏切
踏襲
踏台
踏石
踏留
踏掛