“跡腹”の読み方と例文
読み方割合
あとばら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
持程のそんはなし夫故我は妻をも持ず世繼よつぎには人がほねをつ養育やういくした子をもらへば持參金ぢさんきんも何程かつくなり縱令たとへ放蕩はうたうを仕たればとて無した金は持參金より引去ひきさり離縁りえんさへすれば跡腹あとばら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ハルトマンは人間のあらゆるさいはひ錯迷さくめいとして打破して行く間に、こんな意味の事を言つてゐた。大抵人のさいはひと思つてゐる物に、酒の二日酔をさせるやうに跡腹あとばらめないものは無い。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)