トップ
>
赤光
>
しゃっこう
ふりがな文庫
“
赤光
(
しゃっこう
)” の例文
「墓場の
屍肉
(
しにく
)
から、
燐
(
りん
)
ぐらいのものはとれるか知らないか、
赤光
(
しゃっこう
)
を出す薬液などがとれるものか。ばかばかしい」
銀河まつり
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この特徴はすでに同じ作者の昔の「
赤光
(
しゃっこう
)
」集中の一首一首の歌にも見られるだれにも気のつく特徴と密接に連関しているものではないかと考えられるのである。
連句雑俎
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
が、彼の手は不思議にも、
万力
(
まんりき
)
か何かに
挟
(
はさ
)
まれたように、
一寸
(
いっすん
)
とは自由に動かなかった。その内にだんだん
内陣
(
ないじん
)
の中には、
榾火
(
ほたび
)
の
明
(
あか
)
りに似た
赤光
(
しゃっこう
)
が、どこからとも知れず流れ出した。
神神の微笑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
斎藤茂吉
(
さいとうもきち
)
氏の「
赤光
(
しゃっこう
)
」の歌がわれわれを喜ばせたのはその歌の潜在的暗示に富むためであった。
俳諧の本質的概論
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
もしこの玉から彼が苦心の
赤光
(
しゃっこう
)
が放てなかったら、ほかの火焔がどうよく出ても、ひらいた
相
(
すがた
)
が上品でも、音響が何里四方をゆるがしても、また人工の星が宇宙の星を連れて地へ下がって来ても
銀河まつり
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
五
赤光
(
しゃっこう
)
歯車
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“赤光”の解説
『赤光』(しゃっこう)は、大正2年(1913年)10月に東雲堂書店から刊行された斎藤茂吉の処女歌集。そのロマンチシズムあふれる清新な歌風によって歌壇・文壇に大きな影響を与え、一躍著者の名を高からしめた。茂吉のもっとも代表的な歌集とされ、明治38年(1905年)~大正2年(1913年)にかけての創作が収録されている。
(出典:Wikipedia)
赤
常用漢字
小1
部首:⾚
7画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“赤”で始まる語句
赤
赤児
赤子
赤蜻蛉
赤裸
赤銅
赤煉瓦
赤毛布
赤城
赤飯