“豊旗雲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とよはたぐも66.7%
トヨハタグモ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渡津海わたつみ豊旗雲とよはたぐも入日いりひさし今夜こよひ月夜つくよ清明あきらけくこそ 〔巻一・一五〕 天智天皇
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
わだつみの豊旗雲とよはたぐものあかねいろ大和やまと島根しまね春花はるはな
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
それで勢ひ、反歌の中の「わたつみの豊旗雲トヨハタグモ」の歌は、同時の作でない様に考へられ易い。此は小引の大変な間違ひで、恐らく「天皇の播州印南に行幸せられた時の御製」とでもあるべきものなのだ。
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)