豊旗雲トヨハタグモ)” の例文
それで勢ひ、反歌の中の「わたつみの豊旗雲トヨハタグモ」の歌は、同時の作でない様に考へられ易い。此は小引の大変な間違ひで、恐らく「天皇の播州印南に行幸せられた時の御製」とでもあるべきものなのだ。
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)