豊原とよはら)” の例文
その箒状の結晶は、よく見ると内部に樹枝に近い結晶質の骨組があるもので、天然には樺太からふと豊原とよはら近郊で同種のものが撮影された例がある。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
横浜から小樽、国境安別あんべつ真岡まおか本斗ほんと豊原とよはら大泊おおどまり敷香しくかと巡遊して、最後にその旅行の主要目的地であった海豹島かいひょうとうの壮観に驚き、更にオホーツク海を南下して北海道の稚内わっかないで一同と別れた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
汽車きしやは、豊原とよはら此処こゝくですで……今度こんどやうや白河しらかはです。」
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「私でしか……樺太です。豊原とよはらって御存知でしか?」
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
大泊から樺太庁の鉄道にのりかえた私たちは、薄暗がりの中に豊原とよはら〔ユジノサハリンスク〕へついた。
ツンドラへの旅 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
畠山氏が樺太からふと豊原とよはらで同様の観測をされたが、その時も気温の比較的高い時に降っている由である。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)