“本斗”の読み方と例文
読み方割合
ほんと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「Nさん、本斗ほんとにはいますぜ、そら。お楽しみでさあ。」そこでピーと、やったはタゴール爺さん。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
本来からいえば、小樽を出て翌朝、私たちは樺太西海岸の本斗ほんとに上陸して、真岡まおかより野田のだへ汽車で行き、一晩泊って、それからまた海路を国境の安別あんべつまで続航するはずであった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
横浜から小樽、国境安別あんべつ真岡まおか本斗ほんと豊原とよはら大泊おおどまり敷香しくかと巡遊して、最後にその旅行の主要目的地であった海豹島かいひょうとうの壮観に驚き、更にオホーツク海を南下して北海道の稚内わっかないで一同と別れた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)