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譫語
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うはごと
ふりがな文庫
“
譫語
(
うはごと
)” の例文
想ふに彼等の
驚愕
(
おどろき
)
と
恐怖
(
おそれ
)
とはその殺せし人の計らずも今生きて
来
(
きた
)
れるに会へるが如きものならん。気も
不覚
(
そぞろ
)
なれば母は
譫語
(
うはごと
)
のやうに
言出
(
いひいだ
)
せり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
彼はエデインバラに留学中、電車に飛び乗らうとして
転
(
ころ
)
げ落ち、
人事不省
(
じんじふせい
)
になつてしまつた。が、病院へかつぎこまれる途中も
譫語
(
うはごと
)
に英語をしやべつてゐた。
貝殻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
看病にはフエネルラとて、
聾
(
みゝし
)
ひたる女を附けられしかば、幸に我
譫語
(
うはごと
)
も人に怪まるゝことあらざりしならん。されどフアビアニ公子の屡〻病床に來給ひぬといふは、猶胸苦しき心地ぞする。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
なほよく死にいたるまで
譫語
(
うはごと
)
を口にせざりき。
呼子と口笛
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
夢うつゝで
譫語
(
うはごと
)
に言ふ如く
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
私
(
わたくし
)
看病に参つてをります者でございますが、
何方様
(
どなたさま
)
でゐらつしやいますか存じませんが、この
一両日
(
いちりようにち
)
病人は熱の気味で始終
昏々
(
うとうと
)
いたして、時々
譫語
(
うはごと
)
のやうな事を申して、泣いたり
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
嗚呼、是れ皆熱の爲めに發せし
譫語
(
うはごと
)
のみ、苦痛の餘なる
躁狂
(
さうきやう
)
のみ。我に心の光明を授け給ひし神よ、我運命の柄を握り給ふ神よ。我は御身の我罪を問ひ給ふことの刻薄ならざるべきを知る。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“譫語”の意味
《名詞》
譫 語(せんご)
筋道の立たない言葉。
(出典:Wiktionary)
譫
漢検1級
部首:⾔
20画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“譫”で始まる語句
譫言
譫妄
譫
譫事
譫話
譫呆様
譫忘状態