調伏てうぶく)” の例文
「まア、そんなに氣を立てずに、道尊さんの調伏てうぶくを待つてるがいゝ、そのうちに盜つた野郎は、血へどを吐いて死ぬかも知れねえ」
戀女こひをんな輪近わぢかくへ奇異おつりき魔物まものいのして、彼女おてき調伏てうぶくしてしまふまで、それを突立つッたたせておいたならば、それこそ惡戲てんごうでもあらうけれど、いまのは正直正當しゃうぢきしゃうたう呪文じゅもんぢゃ、彼女おてきりて
いづれは異国調伏てうぶく
新頌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)