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触角
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しょっかく
ふりがな文庫
“
触角
(
しょっかく
)” の例文
旧字:
觸角
密雲が北西の方から押し寄せて来て、その雲の投げたあらい
触角
(
しょっかく
)
が、月の面を横ぎって流れていた。月はこの雲間を透して時どきに照るのである。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
しかし艦内の一角では、
極超短波
(
きょくちょうたんぱ
)
による秘密無線電話機が、鋭敏な
触角
(
しょっかく
)
を二十四時間、休みなしに働かせて、本国からの指令を、ひたすら
憧
(
あこが
)
れていた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
イナゴのように、ピンと一本、銀の
触角
(
しょっかく
)
を立ててるだろう。あれがラジオ・カーさ。警視庁本部とたえずラジオで連絡しながら、きみを追っかけていたんだよ。教えてやろうか。
虎の牙
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その次は、彼らは、敵を
威嚇
(
いかく
)
するために、その太い
触角
(
しょっかく
)
を振り廻しはじめる。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
こうして二本の鞭のようなものが
生
(
は
)
えていて、
釣竿
(
つりざお
)
のように、だらんと下っているが、昆虫の
触角
(
しょっかく
)
と似ていて、月の世界で、われわれ同志が話をするのには、なくてはならない仕掛けだ
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
ココミミ君の頭の上に出ている
触角
(
しょっかく
)
が、にゅうっと一メートルばかり伸び、長い
鞭
(
むち
)
のようになった。つぎにその鞭のようなものは、かりかりと奇妙な音を立てて、
蛸
(
たこ
)
の手のように動いた。
宇宙戦隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“触角”の解説
触角(しょっかく、antenna、複数形:antennae)は、節足動物などの頭部から突出している対になった器官のひとつ。主に感覚を司る。
(出典:Wikipedia)
触
常用漢字
中学
部首:⾓
13画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
“触”で始まる語句
触
触手
触書
触穢
触込
触覚
触頭
触出
触鬚
触鍵