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親類
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みより
ふりがな文庫
“
親類
(
みより
)” の例文
「あののお前、黒瀬ぬいという婆様を知らねえかい。」「あい、知っておりやす。したがお前様は
親類
(
みより
)
の人かね。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
老爺さんが得意になると、今まで冷笑していた
親類
(
みより
)
のものが手伝い志願を申出た。自分たちも損をしただけ取りかえそうという、御直参旗本の当主や子や孫である。
旧聞日本橋:08 木魚の顔
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
それに私は他人なんて——自分とはまつたく
縁
(
えん
)
のない、同情もない他人なんて欲しくありません。私は、
親類
(
みより
)
が欲しいのです。一緒に、深い同情をし合ふやうな人々を。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「両親も兄弟も、
親類
(
みより
)
みたいなのも、深川の空襲で、きれいさっぱりやられてしまったわ」
虹の橋
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
隧道
(
トンネル
)
の崩れたのは自分の監督が行き届かなかったからで、ほかに
親類
(
みより
)
がないと言うならば、このまま村役場の手に渡すのも可憐そうだからおれが引き取って埋葬してやるというので
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
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心安立
(
こゝろやすだて
)
が過ぎてお前さんを
打
(
ぶ
)
った事も有りましたが、誠に済まない事を致しました、私はもう死にますから此の事だけお知らせ申して
死度
(
しにた
)
いと思い、
殊
(
こと
)
にお前さんは
親類
(
みより
)
縁者
(
たより
)
は無いけれども
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
親類
(
みより
)
らしい者もない、
全然
(
まるっきり
)
やもめで、実際形影相弔うというその影も、
破蒲団
(
やぶれぶとん
)
の中へ消えて、骨と皮ばかりの、その皮も貴女、
褥摺
(
とこず
)
れに摺切れているじゃありませんか。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
みゑ「私は
親類
(
みより
)
便りの無い身に成ったのよ」
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“親類”の意味
《名詞》
親類(しんるい)
血族や姻族の総称。親族。
(context、dated)父系の血族。
よく似たもの。同類。
(出典:Wiktionary)
“親類(
親族
)”の解説
親族(しんぞく)は、血縁関係または婚姻関係で繋がりを有する者の総称である。「親戚」(しんせき)、「親類」(しんるい)とも言う。また、血縁が近いものを「近親(者)」(きんしん(しゃ))とも言う。
(出典:Wikipedia)
親
常用漢字
小2
部首:⾒
16画
類
常用漢字
小4
部首:⾴
18画
“親類”で始まる語句
親類縁者
親類内
親類書
親類筋
親類顏
親類見舞
親類附合