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見別
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みわけ
ふりがな文庫
“
見別
(
みわけ
)” の例文
蓮華寺にある丑松の荷物を取纏めて、直に
要
(
い
)
るものは要るもの、寺へ預けるものは預けるもので
見別
(
みわけ
)
をつけたのも、すべて銀之助の骨折であつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
「お蔭で食べられる草と、食べられない草との
見別
(
みわけ
)
はちやんと附くやうになりました。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
あの御連れ様のおっしゃる事は半分は確かに当たっておりますよ。あなた、あの方はこの兄弟はどちらが善人でどちらが悪人だか
見別
(
みわけ
)
がつかないとおっしゃいましたが、本当に善人の方を
サレーダイン公爵の罪業
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
と腹の中では議論を
吹懸
(
ふッか
)
けながら、口へ出しては大人しく、はい、然う申しましたというと、チョッと舌打して、
此様
(
こん
)
な者を取次ぐ奴が有るか、君は人の
見別
(
みわけ
)
が出来んで困ると、小言を言って
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
非常に神経質に作為の跡を隠してある為に、それは極くおぼろげにしか
見別
(
みわけ
)
ることは出来ませんけれど、おぼろげなればおぼろげな程、却ってその恐怖は深みと大きさを増している様に見えるのです。
パノラマ島綺譚
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
見
常用漢字
小1
部首:⾒
7画
別
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“見”で始まる語句
見
見惚
見物
見出
見下
見上
見送
見透
見做
見当