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薄陽
ふりがな文庫
“薄陽”の読み方と例文
読み方
割合
うすび
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすび
(逆引き)
薄陽
(
うすび
)
の射した天気だつたが、馬鹿に風の強い日だつた。電車の中も、硝子はあらかたこはれてゐたので、氷の室が走つてゐるやうに寒かつた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
遅々
(
ちち
)
としてヨンヌの平野をのたくりゆくうち、ようやく
正午
(
ひる
)
近く、サンの町の教会の尖塔が、向うの丘の
薄陽
(
うすび
)
の中に浮びあがって見えるところまで辿り着いた。
ノンシャラン道中記:02 合乗り乳母車 ――仏蘭西縦断の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
十二月の初旬のころでところどころ
薄陽
(
うすび
)
の
射
(
さ
)
している陰気な空から、ちらりちらり
雪花
(
ゆき
)
が落ちて来た。
狂乱
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
薄陽(うすび)の例文をもっと
(15作品)
見る
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
陽
常用漢字
小3
部首:⾩
12画
“薄”で始まる語句
薄
薄暗
薄紅
薄明
薄暮
薄縁
薄荷
薄闇
薄汚
薄氷
“薄陽”のふりがなが多い著者
谷譲次
近松秋江
林不忘
北原白秋
林芙美子
久生十蘭
吉川英治
海野十三