蕪菁かぶ)” の例文
却説さて兎と熟兎は物の食べようを異にす、たとえば蕪菁かぶくらうるに兎や鼠は皮をいで地に残し身のみ食うる、熟兎は皮も身も食べてしまう。
朝の副食物が味噌汁へ小さき蕪菁かぶの実三個を入れたるものと煮豆が小皿一杯、昼食が小さき八つ頭芋一個と蓮根が長さ三寸ほど、慈姑くわいが六個の煮たるもの
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そして、いかなる種類の家畜にしろ、家畜を養うための燕麦えんばくや豆や蕪菁かぶを作っている畑もない。道路にとられる土地はほとんどなく、道路は数が少なく、また狭く、主たる交通は水路によっている。
それから新漬しんづけ蕪菁かぶもある。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
蕪菁かぶにじ立つを夢にして
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
蕪菁かぶ 九三・〇六 〇・〇七 一・二六 三・三一 〇・八一 〇・五六
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)