“蕩(とか)” の例文
ゆふべの風に先(さきだ)ちて簾(すだれ)を越え来るものは、ひぐらしの声、寂々として心神を蕩(とか)す、之を聴く時自(おのづ)から山あり、自から水あり。家にありて自から景致の裡にあり。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)