トップ
>
蒼穹
>
さうきう
ふりがな文庫
“
蒼穹
(
さうきう
)” の例文
その砂丘に足を投げ出して
涯
(
はてし
)
ない海の暗い沖の方に眺め入つたり、また
仰向
(
あふむ
)
きに寢ころんで眼もはるかな
蒼穹
(
さうきう
)
に見詰め入つたりしながらも、私はほんとに頭を休める
譯
(
わけ
)
には行かなかつた。
処女作の思い出
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
我は心より
畏
(
おそ
)
れ、妻は心より
淫
(
たは
)
る。我父母の為に泣き、妻はわが
父母
(
ちちはは
)
を
譏
(
そし
)
る。
行道
(
ぎやうだう
)
念々
(
ねんねん
)
、我高きにのぼらむと欲すれども妻は
蒼穹
(
さうきう
)
の遥かなるを知らず。我深く涙垂るれども妻は地上の悲しみを知らず。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
穹
漢検1級
部首:⽳
8画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼味
蒼茫