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葦切
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よしきり
ふりがな文庫
“
葦切
(
よしきり
)” の例文
さて別封(小説「
葦切
(
よしきり
)
」)は佐瀬と申す男の書いたもので、当人はこれをどこかへ載せたいと申しますから『ホトトギス』はどうだろうと思い御紹介致します。
漱石氏と私
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
そこに
葦切
(
よしきり
)
がかしましく
啼
(
な
)
いてゐるこゑが今僕の心に
蘇
(
よみがへ
)
つて来ることも出来た。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
松並木のかなたに、ところどころ暗く
葦
(
あし
)
のむらがったところが見えるのは沼地か湿地で、ときどき
鵜
(
う
)
や
葦切
(
よしきり
)
が飛び立ったり隠れたりしている。
川獺
(
かわうそ
)
や
鼬
(
いたち
)
の
棲
(
す
)
んでいるのもそのあたりである。
お繁
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それが月を越え蘆のたけが伸びて、葉ずれの音がさらさらさらさらとするようになると、あたかもその音を威圧するかの
如
(
ごと
)
き調子で、巣を持つ限りの
葦切
(
よしきり
)
がかわるがわる鳴き立てるのである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
葦
漢検準1級
部首:⾋
13画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“葦”で始まる語句
葦
葦簾
葦原
葦毛
葦簀
葦間
葦垣
葦牙
葦北
葦叢