“萩餅”の読み方と例文
読み方割合
はぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分のうちはお萩餅はぎどころでなかつた。それでも平七が忙しい中で、亥の子藁を拵へて呉れたので、自分はそれを持つて門の外へ出た。
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
お彼岸にお萩餅はぎこしらえたって、自分の女房かみさんかたきのように云う人だもの。ねえ、そうだろう。めの字、何か甘いものがすきなんだろう。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼女はお寺の墓地で、竹の棒をもって男童おとこわらべたちと遊びくらした。お彼岸の蒔絵まきえの重箱の中にはお寺さんへもってゆくお萩餅はぎが沢山はいっている。