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菎蒻
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こんにやく
ふりがな文庫
“
菎蒻
(
こんにやく
)” の例文
『エ、おい、べら棒な。
恁
(
か
)
う見えても急所だぜ。問屋の
菎蒻
(
こんにやく
)
ぢやあるめいし、
無價
(
ただ
)
で蹈まれて間に合ふけえ』。
二十三夜
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
味噌
(
みそ
)
の
小買
(
こがひ
)
をするは、
質
(
しち
)
をおくほど
恥辱
(
ちじよく
)
だと
言
(
い
)
ふ
風俗
(
ふうぞく
)
なりし
筈
(
はず
)
なり。
豆府
(
とうふ
)
を
切
(
き
)
つて
半挺
(
はんちやう
)
、
小半挺
(
こはんちやう
)
とて
賣
(
う
)
る。
菎蒻
(
こんにやく
)
は
豆府屋
(
とうふや
)
につきものと
知
(
し
)
り
給
(
たま
)
ふべし。おなじ
荷
(
に
)
の
中
(
なか
)
に
菎蒻
(
こんにやく
)
キツトあり。
寸情風土記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
徒然
(
つれ/″\
)
な舟の中は人々の雑談で持切つた。
就中
(
わけても
)
、高柳と一緒になつた坊主、茶にしたやうな口軽な調子で、柄に無い政事上の
取沙汰
(
とりざた
)
、
酢
(
す
)
の
菎蒻
(
こんにやく
)
のとやり出したので、聞く人は皆な笑ひ憎んだ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“菎蒻(コンニャク)”の解説
コンニャク(蒟蒻、菎蒻、学名:Amorphophallus konjac)は、サトイモ科の植物、あるいはその球茎から製造される食品である。以下、本項では植物としてのコンニャクを表記する場合は「コンニャク」、食品などの加工品としてのコンニャクを表記する場合は「蒟蒻」として区別する。
(出典:Wikipedia)
菎
漢検1級
部首:⾋
11画
蒻
漢検1級
部首:⾋
13画
“菎蒻”で始まる語句
菎蒻閻魔
菎蒻本
菎蒻色
菎蒻島
菎蒻玉