茶屋ぢゃや)” の例文
そのしたに、ちいさなかけ茶屋ぢゃやがあって、ひとのいいおばあさんが、ひとり店先みせさきにすわって、わらじや、お菓子かしや、みかんなどをっていました。
青葉の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
用水のそばに一軒涼しそうなやす茶屋ぢゃやがあった。にれの大きな木がまるでかぶさるように繁って、店には土地でできる甜瓜まくわが手桶の水の中につけられてある。平たい半切はんぎり心太ところてんも入れられてあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
街道かいどうなかほどに茶屋ぢゃやがあって、そこでは、いつも、うまそうなあんころもちをつくって、みせならべておきました。
ある男と牛の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)