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苦使
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こきつか
ふりがな文庫
“
苦使
(
こきつか
)” の例文
発育
盛
(
さかり
)
を
劇
(
はげ
)
しい労働に
苦使
(
こきつか
)
われて営養が不十分であったので、皮膚の
色沢
(
いろつや
)
が悪く、青春期に達しても、ばさばさしたような目に潤いがなかった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼女の唯一の骨肉であり親愛者である弟も、人づかひの
劇
(
はげ
)
しい大阪の方で、
尫弱
(
よわ
)
い体で自転車などに乗つて
苦使
(
こきつか
)
はれてゐた。彼女は時々彼に小遣などを送つてゐた。
或売笑婦の話
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
今まで赤々していた
夕陽
(
ゆうひ
)
がかげって、
野面
(
のづら
)
からは寒い風が吹き、方々の木立や、木立の蔭の人家、黄色い
懸稲
(
かけいね
)
、
黝
(
くろ
)
い畑などが、一様に
夕濛靄
(
ゆうもや
)
に
裹
(
つつ
)
まれて、一日
苦使
(
こきつか
)
われて疲れた
体
(
からだ
)
を
慵
(
ものう
)
げに
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
野良仕事や養蚕にも始終
苦使
(
こきつか
)
われて来た。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
苦
常用漢字
小3
部首:⾋
8画
使
常用漢字
小3
部首:⼈
8画
“苦”で始まる語句
苦
苦悶
苦笑
苦々
苦痛
苦患
苦力
苦労
苦手
苦衷