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艶語
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えんご
ふりがな文庫
“
艶語
(
えんご
)” の例文
人目もはばからずに
喃々喋々
(
なんなんちょうちょう
)
と、はなはだよろしくない
艶語
(
えんご
)
にうつつをぬかしている姿が目にはいりましたので、認めるや同時です。
右門捕物帖:18 明月一夜騒動
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
鳴咽
(
おえつ
)
する柿丘の声と、
淫
(
みだ
)
らがましい
愛撫
(
あいぶ
)
の言葉をもって
慰
(
なぐさ
)
めはじめた雪子夫人の
艶語
(
えんご
)
とを
其
(
そ
)
の
儘
(
まま
)
、あとに残して、僕はその場をソッと滑るように逃げだすと、
跣足
(
はだし
)
で往来へ飛びだしたのだった。
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
浅草
艶語
(
えんご
)
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
外はもうやがて
丑満
(
うしみつ
)
にも近い刻限だというのに、一歩大門を
廓
(
なか
)
へはいると、さすがは東国第一の
妖化
(
ようか
)
咲き競う色町だけがものはあって、
艶語
(
えんご
)
、弦歌、ゆらめくあかり、脂粉の香に織り交ざりながら
右門捕物帖:15 京人形大尽
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
艶
常用漢字
中学
部首:⾊
19画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“艶”で始まる語句
艶
艶々
艶麗
艶書
艶冶
艶姿
艶消
艶然
艶聞
艶種