“舘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やかた66.7%
みたち33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木曾がやかたの跡なればなりと土人今にして木曾樣義仲樣とうやまふ木曾が城跡といふは高き山ならねど三方山にて後に駒ヶ嶽聳へ前に木曾川ありこゝきたる道東よりするも西よりするも嶮岨の固め諸所にあれば義仲粟津あはづの戰塲を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
やかたの闇の靜かなるよるにもなればいぶかしや
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
武士らこれをとりもたせて、怪しかりつる事どもをつばらに訴ふ。助も大宮司も妖怪もののけのなせる事をさとりて、豊雄をさいなむ事をゆるくす。されど二〇九当罪おもてつみまぬがれず、かみみたちにわたされて牢裏らうりつながる。
太郎、夜の明くるを待ちて、大宮司のみたちに来り、しかじかのよしを申し出でて、此の太刀を見せ奉るに、大宮司驚きて、是なん大臣殿おほいどのたてまつり物なりといふに、助聞き給ひて、なほせし物問ひあきらめん。